10月29日（土）橙美祭にて、「東京リベンジャーズ」佐野万次郎 役や「ハイキュー!!」田中龍之介役、などで幅広く活躍していらっしゃる声優の林勇さんをお招きしてトークショーが開催されました。

※開催にあたり、当日はアルコール消毒・マスク着用などの感染防止対策を徹底した上で実施いたしました。

≫オープンキャンパスでの感染防止対策について

トークショーでは、さまざまな質問にお答えいただきましたので、その一部を掲載します。

Q：役作りで意識されていることはありますか。

林さん：原作があるのであれば、まずは原作を読み込んでキャラクターを自分の中に落とし込んでいくことを意識します。
でも作り込み過ぎないことが大切で、最初に作り過ぎてしまうと根底にあるコアな部分が表現出来なかったりもするんです。
なので、まずはストーリーを読み解いてそのキャラクターの生い立ちや、周りのキャラクターとはどういう関係なのかなど色々調べていくんです。

また、外国映画とアニメでは全然違いますね。外画だと既に演技の模範となっている人がいるので、僕の場合はまるでその人が日本語を喋っているかのように声を合わせて作っていきます。
アニメの場合だと自分の中でイマジネーションを膨らませながら表現しないといけないかなと思います。
アニメの方が想像力が問われる世界だなと感じますね。

Q：高校生のうちにやった方が良いことはありますか。

林さん：今の時代、多様化が進んでいるので芝居以外のコンテンツが出来れば仕事の幅は広がりますよね。
なので、演技力は大前提であるとして、その他に興味があることはとにかくやった方が良いです。
今のうちに色んな事に挑戦してインプットしていくと良いと思います。

Q：様々なコンテンツといえば、林さんはYouTubeもやられていますよね。

林さん：YouTubeは本当にやって良かったと思っています。
僕は元々口下手で、フリートークとかに苦手意識があったんですよね。それが劇的に変わったのがYouTubeなんですよ。

何で苦手意識があるのかって考えた時に、自分がどんな表情をして話しているのか分からないとか色々不安があって、それでどんどん突っかかってしまうんだなっていうのが分かったんですよね。

YouTubeで動画配信をやることによって自分はこんな表情をして喋っているんだとか、客観的に見ることが出来たっていうのはすごい糧になりました。

最後にこれから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。

林さん：こういった学校で同じ目標に向かって頑張る仲間がいるってことは凄く刺激になるし大事な空間です。
仲間と意見交換をしながら、ライバル心を持ちながら切磋琢磨していくと思いますが、その全員が声優になれるわけではないかもしれません。

僕は辛かったり悔しい思いを何度も経験して、それでも続けて行った先にターニングポイントが訪れたりもしました。

夢は諦めなければ叶うって信じたいし、そう言葉を放っていきたいと思います。
自分が出来る所まで闘志を絶やさず思いっ切り色んなものに挑戦して欲しいと思います。

林勇さん、お忙しい中ありがとうございました！

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