6/9(日)   声優:田中真弓さんゲストトークショー  

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来校ゲスト帖

6/9(日)  声優:田中真弓さんゲストトークショー

2013年07月13日

6月9日(日)春のオープンキャンパスにて、TVアニメ「ONE PIECE」モンキー・D・ルフィ役、「忍たま乱太郎」きり丸役そして映画「ドラゴンボールZ 神と神」クリリン役でおなじみの田中真弓さんにお越し頂き、トークショーが開催されました。舞台の話を中心に、声優としての演技と舞台上での演技との違いなど幅広くお話して頂きました。司会は学校長と声優学科2年生、近藤彩乃さんが務めました。

                                                                                   Q:田中さんに憧れてこの業界に入る声優さんは多くいらっしゃると思いますが、田中さんのような魅力のある男の子の声を出すにはどうすれば良いのでしょうか?


私は自分の声が男の声だと思ったことが無いので、よくわからないのですが比較的アルトの低い声質の人が向いているのではないでしょうか?演じるときは特に男の子の声を出そうと意識はしていませんが、その気になる、キャラクターの心情を理解するということは、とても大事なことです。ルフィーでも、凄く格好良いときと、そうでもないときとあって…その時々のキャラの気持ち、置かれている立場、物語全体の流れ…色んな事を感じて、その気になりきっていけば自然と男の子になっていくと思います。

Q:劇場版ドラゴンボールZ神と神について本放送終了後16年経ちましたが、改めてクリリンを演じられるにあたってどのように感じられましたか?

実は、改めてという思いは特にはありませんでした。その前にドラゴンボール改というTVシリーズでクリリンを演じていたので、わりとずっとドラゴンボールが身近にあったんですね。なので、凄く久しぶりといった感じは無く、とても自然に役に入ることが出来ました。

Q:ワンピースについて。TVアニメも劇場版も未だに衰えない人気がありますが、田中さんにとってルフィはどのような存在ですか?

もう本当に、ルフィに関しては、これほど長くつきあえるキャラクターをつくっていただた、尾田栄一郎先生ありがとうございますみたいな感じです(笑)
ルフィーの声は特に作って出している声ではないのですが、いまではルフィー=私というイメージまで出来上がっています。、本当に運といいますか、こういう素晴らしい役に巡り合えてよかったなと思います。

Q:舞台の魅力はどんなところでしょうか?

舞台では相手のセリフを聞いている部分も演じていかなきゃいけない

アニメーションのアフレコの仕事と平行して、舞台の数も減らさずに続けているのは、「あぶない」と自分が思うところがあるんですよね。
つまり声優は、類型の形でお芝居をする場合が多いんです。セリフはブレスを画面ときっちり合わせなくてはいけない。その演技に慣れてしまうと、実際の日常にはそんな人は居ないような、デフォルメされた人の演技になってしまうんですよ。
舞台の上で、いざ自分の姿を出して演技したときに声だけがヒラヒラしてしまう。ちゃんと自分の肉体を通して、演じていかないと役者としてしっかりしたものを無くしてしまうのではないかという危惧があるんですね。舞台の上では自分が存在するわけですから。

例えば、アニメでは自分のセリフが無い部分はキャラクターが絵で芝居してくれますが、舞台では相手のセリフを聞いている部分も演じていかなきゃいけない。そうゆうことを長いことやらなくなってしまうと「自分」と「絵」だけになってしまうんですよ。相手役が居ないし、相手役のセリフも聞けずに、空想上のキャラクターを上手に演じる技術だけついてしまうというか。
「それっぽい芝居」だけが上手くなっていってしまうことは俳優としてどうなんだろうと思ってしまうのです。もともと演劇が大好きで劇団に所属していた経緯もあるのでそのように考えてしまうのかもしれません。
特に、アニメはデフォルメされた世界(キャラクターの目玉が飛び出たりするような)でそこに合う演技を要求されることが多いです。例えば、相当驚いたことを表現する演技の場合「ええっ!!!」と大きな声を出すのはわかりやすい芝居。でも実際は「…………っどうした!?」を、体の動きだけで表現する….みたいなことかもしれないじゃないですか?でもアニメーションは、驚いて顎が外れる絵がきたら顎が外れるくらい驚いて演技しないといけない。その違いをしっかり理解してやらないといけないなと思いますね。

Q:舞台は敷居が高いと思っている人たちにアドバイスをお願いします。

セリフ一言にできるだけ多くのシチュエーションを考えられるようにしていこう。

語は好きであってほしいと思います。何を言おうとしているのか?ということがわからないとまず台本が読めないんです。例えばオーディションなんかでは、本当のストーリーを全然知らないまま、セリフを抜粋したものを読まされます。
例えば「ただいま」というセリフがあったとします。そこで、「ただいま」というセリフについてできるだけ多くシチュエーションを考えられた方が良いんです。家に帰ってきて「ただいま」というセリフがあったときに、どこで言うのか?どこから帰ってきたのか?その前に何があったのか?年齢は?お仕事は?出身は?とかっていうことを考えると、その「ただいま」の一言は、一つのセリフの元にいろんな設定が出来るわけです。そこに正解不正解は無くて、あなたが考えるベストなものを演技するわけですね。
そこで、声優によくありがちなことで、自分でもよくやってしまうことではあるので気をつけていることがあるのですが、声だけで変化を付けて演じてしまうことです。そうではなくて、「ただいま」という前に、何があったのか?っていうことを考えればおのずと演技は見えてくると思います。
例えば、つらいことがあって家に帰るとき、お母さんには心配かけたくないという一心で空元気のような「ただいま」とか。台本に書かれていないところまで考慮して演じていくことがとても大切だと思います。
人間は何を表現して何を伝えるかというと、意外にも本当に悲しいとき人は悲しいと表に現さないんですよね。怒るときも、結果怒ってしまうわけでしょ?その手前が面白いわけですよね?皆さんには、色んなケースをたくさん考えられる役者になって頂きたいなと思います。

最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!田中真弓さん、お忙しい中、ありがとうございました。

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