4/17(日)春のオープンカレッジ ゲストトークショー(声優:朴璐美さん) - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

4/17(日)春のオープンカレッジ ゲストトークショー(声優:朴璐美さん)

2011年06月05日

4月17日(日)、春のオープンカレッジにてゲストトークショーが開催されました。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(主人公エドワード・エルリック役)でおなじみの朴璐美さんにエドを演じた時のことを中心に声優だけではなく、俳優としての心構えをお聞きしました。

皆さん、想像してみて?自分の中にヤツがいるってこと…!!
まずは、朴さんといえばこの作品!大盛況の内に最終回を迎えた『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』でエドを演じたときのお話をお聞きしました。

朴さん:「初めてエドを演じてから約8年くらいになるんじゃないかな?その間、エドはずっと私の中に生きています。そしていざ演じるっていう時になると私を乗っ取っていく…。エドが「ちゃんとやれよっ!」って。エドを演じている時は足を開いて座っていたり、返事もそっけない感じになっちゃったりします。少しでも女の子の気持ちがあると、エドは臨めませんね。」

役と一緒に考える

朴さんに、役作りに最も大切なこと、いつも心掛けていることをお聞きしたところ、エドを例に挙げて教えてくださいました。

朴さん:「役を頂いた時にいつも、私がこの役の一番の理解者になれるんだなって思います。一体どんなことに悩んでいるのかな?って一緒に考えます。例えばエドだったら、自分の右腕と左足を失くしている。なので自分の手足も隠してみるんです。すると、すごく不安になる・・・ということは、エドは不安を毎日毎日、強い意志で封じ込めながら常に前へ向かっているんだなぁ・・・と。アルに対する思いについても、私も弟がいるので、もし彼が肉体を失って魂を定着させたヨロイ姿で毎日ガシャガシャと音をたて隣に居ることを想像してみる。その常に聞く音が罪の音に聞こえているんじゃないかな?というようなことを考えてみたり、想像して全てをエドに捧げます。体を貸すというつもりで役作りをしています。」

ありのままの自分を受け入れて…
最後に壁にぶつかったときの対処法をうかがったところ、熱いエールをいただきました。

朴さん:「何かを表現することを仕事としてやっていくということは、常に自分との戦いだと思います。自分が日々、何をどう思っているかが全て演技に表れてしまうから、自分に嘘をついちゃいけないんです。虚勢を張ったってしかたがないんです。どうやったって大きくなれないのなら、小さい自分を受け入れてあげるしかない。こんなの自分じゃないって思っても自分なんです。弱い自分、いいじゃない!ありのままの自分を見つけてあげてください。そこから人は成長して行くのだと思います。」

最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。朴璐美さん、お忙しい中、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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