10/24(日)橙美祭 ゲストトークショー(声優:てらそま まさきさん/沢海 陽子さん) - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

10/24(日)橙美祭 ゲストトークショー(声優:てらそま まさきさん/沢海 陽子さん)

2011年06月05日

10月24日(日)、橙美祭にてゲストトークショーが開催されました。『仮面ライダー電王シリーズ』(キンタロス役)、『NARUTO−ナルト−』(飛段役)などでお馴染みのてらそままさきさんと、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(オリヴィエ・ミラ・アームストロング役)や『チャーリーズ・エンジェル』(キャメロン・ディアスの吹き替え)などを担当している沢海陽子さんをゲストに迎え、声優としての心構えなどをうかがいました。

声を吹き替えるのではなく、芝居を吹き替える
まずは”演じるキャラクターとひとつになるために大切なこと”をうかがったところ、洋画やスーツアクターの吹き替えの経験が豊富なお二人ならではのお話を聞くことができました。

沢海さん:「アフレコしやすい役は、どこか私と似ている部分が多いです。私とまるで違う役者を演じる時は大変。とにかく何度も映像を見ます。そこでポイントになるのは、その人の呼吸。実写は、アニメと違って呼吸しているのが分かるので、いち早くリズム感をキャッチすることが大切。だから、セリフがないところの空気感も考えて演技する必要があります」

てらそまさん:「声を吹き替えるのではなく、芝居を吹き替える、というのはすごく大事。見ている人に、そのシーンの心が伝わるように意識すれば、自ずと呼吸も合ってくると思います」

心を開いてみよう
さわやかで魅力的に写真に写るポイントはありますか?という学生からの質問には、ご自身の経験を話してくださいました。

てらそまさん:「あまり作り込まず、自分は自分だから、という良い意味での諦めも大切ですね」

沢海さん:「声優は普段、顔が写らないので、カメラの前で身構えてしまうんですよね。いままで作り上げてきた人間性やカメラマンとの距離感、いかに心を開いて笑顔になれるかがポイントです。慣れるために友だちと写真を撮り合ったりするのもいいかもしれません」

ほどよい緊張感は大切
オーディションなどで緊張してしまい、うまく結果を残せない学生も多いはず。そこで、経験豊富なお二人でも今だに緊張することはあるのか伺いました。

「緊張感は持っていないとダメです。でも、あがってしまってはいけない。あがると我を忘れて、自分に負けてしまいます。かといって、緊張感がないとダラダラしてしまう。適度な緊張感を持っていることは大切」という沢海さんのメッセージや、「自分が今までやってきたことを信じることが結果につながっていくと思います。一度は何がなんだか分からなくなるくらいあがる経験をしてみるのもいいかもしれません」というてらそまさんの言葉に学生も真剣に耳を傾けていました。
今あることを一生懸命にこなそう
最後に壁にぶつかったときの対処法をうかがったところ、熱いエールをいただきました。

てらそまさん:「壁を感じるのは自分です。その壁をどう捉えるかが大切。どうやって叩き壊すか、と考えるのもいい。壁なんてない、と考えるのもいい。どちらにしろ、とにかく前を向いていくことが大切です。今あることを一生懸命こなしていると、いつのまにか目の前にあった壁はなくなっています」

沢海さん:「ぶつかり続けるしかないと思います。若いころは頭で考えすぎるけれど、考える前にまず行動! ぶつかり続けるのはとても大切で、そこで負けてしまう人は辞めていくし、それでも続けていくことは才能でもあるのだから」

最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。てらそまさん、沢海さん、お忙しいなか、ありがとうございました。

 

 

 

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