声優学科2年生 堀内賢雄さん特別授業  

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来校ゲスト帖

声優学科2年生 堀内賢雄さん特別授業

2011年06月05日

 

 

 

 

10月9(土)、声優学科2年生の特別授業に声優 堀内賢雄さんにお越しいただきました。「NARUTO -ナルト-疾風伝」ペイン役や「アンジェリーク」シリーズ 炎の守護聖オスカー役で有名な堀内さんですが、ネオロマンス作品でのイベント回数が通算1000回を越えておられるそうです。この日は演技について、朗読についてお聞きしました。

○『怒られないような演技』をしてはいけない


どうしても、人は他人が気になるものです。現場でこんな演技をしたら、先輩はどう思うだろう。監督から怒られるかな?学校でも、先生が怒らないような無難な演技をすれば、何も突っ込まれないから楽だ…。もし、そう思っていたら、それはとても損をしていることになります。
『 怒られること』は、実はとても大切なことなのです。もし、誰にも『怒られなかった』ら、貴方の存在は誰にも認めてもらっていないし、他の誰かでも良かったということにもなりかねません。誰も、貴方の演技が悪いと言っているのではありません。こう修正しなさい、そうではないからこういう風に話してみなさいと、アドバイスしてくれているのだと考えるようにしましょう。せっかく、いろいろ『教えて』もらっているのです。ありがたく、一言一言をかみしめて、修正していきましょう。そうすれば、あなたは『怒られないで無難にこなした』人たちよりも、ずっと高みを目指すことが出来るでしょう。

○朗読こそ、自分の世界。自由自在に。

朗読が苦手ですか?難しいと思いますか?でも、朗読は共演者がいません。自分一人だけの世界に入っていけるのです。監督も、演出家も、全て一人でやれるのです。
語り手になり、主役になり、脇役も演じ、しかもその間合いも自分次第です。『自分劇場』を存分に演じましょう。
そう考えれば、いくらでもやりようが出てきませんか?窮屈に考えるのではなく、『朗読』こそが自己表現が思い切り出来る場所。
そしてもう一つ。自分の朗読は素晴らしいのだと思いこむこと。それくらいの開き直りがないと、本番で固くなってしまいます。固くなると、言葉は出てこないし、喉は閉まるし、ろくな事がありません。のびのびと、おおらかに、そして、普段の三倍増しの明るさで読みましょう。舞台でも、朗読でも、そしてアフレコの現場でも皆同じ。普段の三倍増し。それが、表現するときに大切なこと、人に感動を与える源なのです。


最後に司馬遼太郎作、「燃えよ剣」を朗読してくださいました。「朗読している際に読んでいる文章とその隣の文章も頭に入ってくる。」とお話されていた堀内さん。台本をほとんど見ず、こちらに語りかけるように、また緊迫した場面では臨場感溢れるように朗読してくださった姿がとても印象的でした。一週間後に校内オーディションを控える声優学科の2年生たちにとってとても励みになったと思います。貴重なお時間ありがとうございました!

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