来校ゲスト帖
8/20(日) 声優:伊東健人さんゲストトークショー
8月20日(日)オープンキャンパスにて、「推しの子」ゴロー役、「アイドルマスター SideM」 硲道夫役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の伊東健人さんをお招きしてトークショーが開催されました。
この日のMCはアニカレの卒業生でもあり、伊東健人さんと同じく(株)81プロデュース所属の声優 石井未紗さんにご担当いただきました。
声優としてご活躍されているお二人から業界についてのお話や、これから声優を目指す方々に向けたお話をしていただきましたので、その一部を掲載します。
まず、午前は在校生のみの特別授業を開催し、声優を目指している学生にさまざまなアドバイスをいただきました。
演技についてや日々のモチベーションについてなど、学生からの質問に直接お答えいただきました。
そして午後からの高校生向けのトークショーでも、さまざまな質問にお答えいただきました。
Q:声優という職業を目指すにあたり、親からの反対はありましたか。
伊東さん:僕は大反対されましたね。声優の仕事をし始めてからも反対はされていました。
なので、自分はこれだけ仕事をしてきちんと収入を得られているっていうアピールをこっそりしていった結果、最終的には認めてくれました。石井さんはどうでしたか?
石井さん:私は反対というよりは、親を説得できないのであればやめなさい、本気度を見せなさいっていう感じでしたね。
親の説得ってなりたいものになる為の最初に乗り越える壁だと思うし、そう言ってくれたのはとても有り難く感じています。
Q:声優の仕事で、アニメアフレコ以外の仕事はどういったものがありますか。
伊東さん:ナレーション、ゲーム、吹き替え、場内アナウンスやガイド音声とか。
街中で聞こえる音声は全部声優の仕事だと思います。それくらい無数にありますね。
また、人によっては写真を撮られる仕事とか、声を使わない内容の仕事もあります。
アニメの仕事もアフレコだけじゃなく、作品に関わることは全て仕事になっています。
僕の場合はどの仕事内容であっても最終的には作品の為だったりとか、より面白いコンテンツにしようというスタンスで取り組んでいますね。
どんな経験も声の仕事の肥やしになりますし、色んな経験をポジティブに変換して、自分の力にする考えができれば成長し続けていけると思います。
Q:これはやっておいた方が良いと思うことはありますか。
伊東さん:ダンスですね。仕事で踊る場合があるのは勿論ですけど、踊らなくても日常生活の所作が変わると思います。
例えば椅子から立つときの動作ひとつでも、ダンスをやってきた人の動きって違うなと感じますね。背筋も伸びて印象も良くなりますし。
やっていない人からすると、ダンスってハードルが高そうに感じると思いますが絶対に触れた方が良いです。
最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。
伊東さん:高校生って自分の考え方次第でどこへでも舵を切ることができる年齢です。
これから続いていく人生の中で、最終的に納得のできる場所にたどり着く為には、さまざまな経験をしておくべきです。
高校生の年齢だと身近な家族と喋りにくいとも思います。でも今の年齢だからこそたくさん人と話そうとする努力もして欲しいです。
そうやって色んな人と話して、視野も広げて、将来の選択肢を増やしてください。
伊東健人さん、石井未紗さん、お忙しい中ありがとうございました!