アニカレ・ダイアリー
【受賞インタビュー!】『第22回 月刊少年マガジンコミック大賞デビュー!』準入選 蔵谷リンさん!
「月刊少年マガジン」が主催するマンガ賞
なんと!ストーリーコミックコースの在校生 蔵谷リン(クラヤ リン)さんの作品が【準入選】しました!
今回は蔵谷リンさんに受賞した時のお気持ちなど、インタビューを行いました!
▽準入選された作品『ラムダの秘宝』
学生にインタビューしました!
Q、この度はおめでとうございます!受賞したお気持ちを教えてください!
高校生の頃から漫画賞へ応募し続けていたので、受賞が決まった時はとても嬉しかったです。部屋で一人声を上げ、拳を天井に向けていました。支えてくれた家族や友人、先生方からの「おめでとう」という言葉で受賞をしたことを改めて実感しました。
Q、漫画家を目指したきっかけを教えてください!
幼い頃に漫画を読んで泣いている親を見て「漫画は人を泣かせる魔法みたいな力があるんだ!」と衝撃を受けて、漫画家という職業に興味を持ちました。当時は海外に住んでいて英語や日本語もあまり話せなかったので、言語を必要としない絵の仕事がしたいと思うようになりました。
Q、『ラムダの秘宝』は、どこを意識して読んでほしいですか?
登場キャラクターを意識して読んでいただけるとさらに味わい深く楽しめると思います!
キャラたちはそれぞれ「欲しいもの」を持っています。それを作中で発言しているキャラもいれば内緒にしているキャラもいます。誰が何を欲しがっているのか考えて読むのも面白いと思います。
また、世界観や登場キャラの服装などの造形も作り込んでいるので、ぜひ意識して読んでいただきたいです。
Q、作品を制作する上で力を入れたところや意識したところはありますか?
キャラクター性と絵の遊び心です。
キャラクターの性格からどんな発言や行動をするのかを突き詰めて、キャラが勝手に動いて話が進んでいくように意識しました。
また、絵柄はワンパターンにはせず様々な角度や絵のタッチで描くようにして、読んでいる人が新鮮さを感じ、楽しんでもらえるように工夫しました。
Q、アニカレ生活を振り返ってみて、印象に残っている事や頑張ったことなどを教えてください!
印象に残ったのは個性溢れるクラスメイトと先生方がいることです。クラスメイトのそれぞれが自分の持つ強い「好き」を信じ、切磋琢磨している環境はとても良い刺激になったと思います。
頑張ったことは学園祭で販売する色紙30枚と漫画賞に応募する漫画42ページを両立して進めたことです。自分でもよくやり切ったなと思います。
Q、受賞にあたり、役に立った授業、サポートはありますか?
デッサンとシナリオの授業です。
デッサンの授業では、物の構造や素材感を観察することでより物体を意識できるようになり、絵を描く速度が上がりました。
シナリオの授業では、ストーリーの基本や組み立て方を学べて、とても漫画が描きやすくなりました。ストーリーの組み立て方は一番知りたかったことなので、シナリオの授業があってよかったです。
Q、アニカレに入学してよかったと思うところはありますか?
コミックオーディションに参加できたことです。このイベントでは様々な編集部が来校し、学校で直接作品のアドバイスをもらうことができます。そこで担当に付いてくださった編集さんからアシスタントの仕事をいただき、現場で得た経験が今回の受賞にも繋がったと思います。
本来なら直接作品を見てもらうためには自分で編集部へ連絡を取って行かないといけないので、コミックオーディションは漫画家になるための神スキップ機能だと感じています。
Q、これからの目標を教えてください!
次の目標は連載を持つことです!
まだまだ未熟ですが、さらに面白い漫画で色んな人を楽しませられる漫画家になるため日々精進していきます!
Q、今後業界を目指す未来の後輩たちにメッセージをお願いします!
何かに夢中になれる人生は素晴らしいです。大好きなことや目指す目標があるなら、絶対に突き進んでください。
周りから応援されて、自分の描いた作品で周りの人を元気にできるのならば、それはもっと素晴らしいことです。皆さんのことを心から応援しています。プロの漫画家を目指して共に頑張りましょう!
蔵谷 リンさん、インタビューにご協力いただきありがとうございます!
今後の活躍、心から応援しております!
『ラムダの秘宝』は、2/6(木)発売の『月刊少年マガジン』に受賞作品として紹介されています!
月刊少年マガジン・少年マガジンR 公式サイトでも公開されております。
【第22回月刊少年マガジンコミック大賞デビュー入賞者発表!】
ぜひ蔵谷リンさんのデビュー作品をご覧ください!
受賞したことも、記事で紹介しています!
▼ぜひこちら合わせてご覧ください!