6/10(日)声優:中村悠一さん ゲストトークショー - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

6/10(日)声優:中村悠一さん ゲストトークショー

2012年07月05日

6月10日(日)、本校で開催されたゲストDAYに人気声優の中村悠一さんが登場しました。『CLANNAD -クラナド-』シリーズ(岡崎朋也役)、『マクロスF』(早乙女アルト役)、『機動戦士ガンダム00』シリーズ(グラハム・エーカー役)、『妖狐×僕SS』(御狐神双熾役)、『しろくまカフェ』(グリズリー役)など人気作品に多数出演されている中村さんにお話をうかがいました。司会は本校学校長と声優学科2年梶田裕乃さんが務めました。

常に緊張感を持って臨んでいます。

まずはじめに人気アニメ『妖狐×僕SS』のエピソードを伺いました。『原作があるものは、原作を見ている人もいればそうでない方もいるので、どこまで先の展開の含みを持たせるのかは、とても難しいところです。

またこのアニメには、一話ほとんどナレーションのみの回がありました。今回は現場で、ナレーション然としたものと、感情を入れたものなど数パターンを録音し、そのなかから、作品の色に合ったものを選んで最終テイクが決まったようですが、アニメーション作品は多くのスタッフと共に作るものなのだということを改めて実感しました。また、最近は、テストの段階から録音することも多いようです。場合によってはテストが一番良かった!なんてこともありますから、常に緊張感を持って、本番と同じ気持ちで臨んでいます。』

 

ナレーションで一番大切なことは、内容を正確に伝えること

『ナレーションはアニメと違って、現場で決まることが多いんです。「全体的に明るめで」「ターゲットは子どもです」など、大まかな設定だけ決められて、あとはナレーターに委ねられることが多い。難しいですが、比較的自由にできるのは魅力です。

難しいところは、基本的にテストがないことですね。現場で原稿を渡されて、簡単なマイクテストが終わるとすぐ本番。初めて観る映像に初見の台本を読みながらナレーションを入れなければならないことがほとんどです。なかには話始めと終わりの時間が決まっているだけのこともあります。その場合は、ナレーションを入れるタイミングは自分で考えなければなりません。そんなとき、自分の経験や知識がとても役に立ちます。

ナレーションで一番大切なことは、内容を正確に伝えることです。そのためには、日頃から色々なことに興味を持つことが大切だと思います。今まで興味のなかったことにも積極的に向き合ってみましょう。』

声が違うだけで、こんなにも雰囲気が違うのか、と衝撃を受けた。

中村さんが声優を目指すきっかけをうかがいました。

『声優になりたいと思うようになったのは中学校2年生くらいのときです。たまたま観ていた映画の吹替えが、いつもの声と違ったんです。同じ役なのに声優が違うだけで、作品全体の雰囲気まで変わってしまうのが面白いと思いました。』

 

中村さんと参加者のみなさんで集合写真を撮影し、トークショーは終了しました。集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!中村さん、貴重なお話をありがとうございました。

 

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