5/20(日)声優:吉野裕行さん ゲストトークショー - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

5/20(日)声優:吉野裕行さん ゲストトークショー

2012年06月19日

5月20日(日)、本校4階ホールにてゲストDAYが開催されました。今回のゲストは、昨年もゲストとしてお越しいただいた吉野裕行さん。吉野さんは、『あらしのよるに』(ガブ役)/『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』(クラーク・ワンダバット役)/『薄桜鬼』(藤堂平助役)/『SKET DANCE』(藤崎佑助〈ボッスン〉役)など、さまざまな作品に出演されています。今回も声優の心構えから最新作の話、更には普段聞くことのできないプライベートなことまで話していただきました。司会は本校学校長と声優学科2年梶田裕乃さんが務めました。

普段から面白いと思うことは頭のどこかに保管しておけば、役づくりに活きてくる。

まずは出演作のエピソードや役づくりについて伺いました。

Q.『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』では、前シリーズの鬼道有人役とは違う役柄を演じていますが、さまざまな役を演じ分けるコツを教えてください。

A. 演じているのは僕なので、どうしても同じような声になってしまうのは仕方がないのですが、同じ音を出しても話し方やスピードを変えるだけで、個性は生まれてきます。あとは、普段から面白いと思うことは頭のどこかに保管しておけば、演技の役に立ちます。そのためにアンテナは張っておいたほうがいいと思いますが、あんまり気負っても疲れますから、ほどほどにですね(笑)意外と身近なところに転がっているかもしれませんよ。

Q.『薄桜鬼』に出演された際は、新撰組のことを調べましたか?

A.特にはしませんでした。もともと新撰組のことは好きで、ある程度の理解があったこともありますが、あくまでアニメのオリジナルのシナリオや脚色があるので、いただいた台本の中に答えを見つけます。演じるうえでは『薄桜鬼』の作品の世界観のほうが大切ですから。

Q.『あらしのよるに』はシンガポールとの国際製作ですが、苦労されたことはありますか?

A.『あらしのよるに』はもともと英語で作られていますから、アニメーションの口の動きも英語用です。そこに日本語を吹き替えるので、どうしてもアニメーションと声が合わないことがあります。そんなときは、監督やスタッフと相談して、アレンジしています。また英語用の台本もいただき、セリフの細かなニュアンスや息継ぎのタイミングを研究したりもしました。

Q.毎週『SKET DANCE』を楽しみにしているファンも多いと思います。ファンの方にメッセージをいただけますか。

A.原作を毎週欠かさずチェックするほど好きな作品だったので、主人公を演じることができて嬉しいですね。原作とは違うところもありますが、アニメだから表現できることもあると思いますし、いい意味でアニメらしさをお届けしたいです。

フリートークは、自分が楽しむことが一番大切。

Q.新番組『吉野裕行FC』もスタートしましたが、ラジオの魅力についてお聞かせください。

A.みなさんも今後、人前で話すことが多くなってくると思います。ですので、ラジオを経験することはスキルアップにはなると思います。ほとんどの番組は、“〜役を演じている吉野裕行”ではなく、もっとパーソナルな部分を見せることができるのが魅力です。その分、発言には気をつけますね。

以前は僕もフリートークについて悩んでいたら、ある人に「自分が話せるテーマや得意分野にどんどん話を広げていけばいいよ」とアドバイスをいただきました。そこまでどうやってアプローチするかは個々のセンスだと思いますが、脱線してもいいので話し続けることが大事です。ラジオでは黙ってしまうのが一番まずいですからね。あとは、とにかく自分が楽しむことが一番だと思います。

幼い頃から声に特徴があったので、声優を目指してみようと思いました。

Q.吉野さんの中高生時代の夢や、声優を目指すきっかけを教えてください。

A. 声優という職業を認識したのは小学生になる前でした。中高生時代もずっとアニメやゲームが好きでしたし、幼い頃から声に特徴があったので、声優は自分を一番活かせる仕事だと思いました。

声優は多くのスタッフやファンに支えられている選手のようなもの。

Q. 趣味で続けていらっしゃることについて教えてください。

A自転車は乗り始めて1年半くらいにはなります。きっかけは、同じ事務所の声優さんに進められたことです。普段、運動不足なので、汗をかける機会でもあるし、電車やタクシーと景色が違って楽しい。

あとは、ずっとサッカーは好きです。サッカーは個人の技術で打開することもあれば、チームで戦略的に戦うこともある。その状況に応じて臨機応変に展開していく。そういうのが僕らの仕事と似ていると思うんです。作品全体として要求される芝居と、自分のやりたいことが違うとこもあります。そんなときは意見を交換し合って、みんなで作り上げていきます。僕ら声優は多くのスタッフやファンに支えられている選手のようなものです。

壁を受け入れたうえで、どうやって努力をするかを模索していきましょう。

Q.壁にぶつかったとき、つらいときにはどう乗り越えていますか?

A. 悩みには時間が解決してくれるものとそうではないものがあります。解決策が分かっているものは、そのためのアクションを起こせばいい。でも、どんなに頑張っても乗り越えられないものもあります。そこは受け入れるしかないです。そうしないと毎日モヤモヤしていていいことはありません。受け入れたうえで、どうやって努力をするかを模索していきましょう。

吉野さんと参加者のみなさんで集合写真を撮影し、トークショーは終了しました。

集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!

吉野さん、貴重なお話をありがとうございました。

 

 

 

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