4/22(日)声優:田中真弓さん ゲストトークショー - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

4/22(日)声優:田中真弓さん ゲストトークショー

2012年05月15日

4月22日(日)、春のオープンカレッジにてゲストトークショーが開催されました。「ワンピース」ルフィー役、「忍たま乱太郎」きり丸役でおなじみの田中真弓さんに、役者とは?演じることとは何か?ということを熱く語って頂きました。司会は学校長と声優学科2年生、梶田 裕乃さんが務めました。

 

出来る事と、やりたい事の差を縮めていくことが大切。
「私が男の子の役など演じている声は、作って出している声ではなく、もともとの声で演じています。※類型の芝居を要求される場合が多いのがアニメーションなので、私は女性役だと元気な母ちゃんみたいな役は出来るけど、上品で静かな女性の役などは難しいんですね。誰でも出来る事と、自分がやりたい事というのには、差が生まれてきます。「やりたい!」って思っても向き不向きがある。この差を少しずつでもいいから縮めていくのが、声優や人生においても大切なことなんじゃないかなと思います。」

※イメージに近い芝居。太っている人の声はこんなイメージ、イケメンの声はこんなイメージと見た目。一般的な感覚に近い。

  

男性役を演じるときは、女性目線で。
「私は、男の子の役でもわりと格好良い役を演じさせてもらえる事が多いです。例えば「忍たま乱太郎」のきり丸とか。きり丸は、乱太郎、しんべヱの3人の中でも格好良いんですよ。人気投票でも1位でしたし。だから、基本自分が女性として好きになるというか、女性側から見て、「こうゆう男に抱かれたい」というのを声にのせています。パズーやルフィーも同じです。ルフィーを演じた時は、私はビビ王女も大好きだったので、ビビに対して惚れて欲しいと思いながら演じていました。」

全ての経験は面白い。
「舞台でもなんでも、やらない人生よりはとりあえずやってみたら良いと思います。恥をかいて血を流すという経験が、若い君たちの年齢ならたくさんあります。けれど、私くらいの年齢になってくると怒られたり、注意とかってあまり言ってもらえなくなっちゃうんです。恥をかくことで気づく事っていっぱいあるんですね。けちょんけちょんに言われて、その時は傷ついたとしても後で役に立つこともあります。

全ての経験は面白いんです。よく第一印象と仲良くなってから印象が変化する人っているでしょ?それって最初のころは作っていたってことになりますよね。演技は普段からみんな日常的にしているんですよね。例えば、電車の中とかにも妙な芝居している人いっぱい居ますよね。電車に乗り遅れた時とか、急いでいないフリをしたり、転んでしまって凄く痛くても、別に痛くないフリをしたり。こうゆう時、人間ってかわいいなと思います。役者って、そんな日常的にお芝居をしてしまう弱虫で可愛い人間が好きって思える人がなれる仕事なのかなと思います。」

最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!田中真弓さん、お忙しい中、ありがとうございました。

 

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