3/26(月)春のアニカレ祭 ゲストトークショー(声優:朴璐美さん)  

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来校ゲスト帖

3/26(月)春のアニカレ祭 ゲストトークショー(声優:朴璐美さん)

2012年04月12日

3月26日(月)、春のアニカレ祭にてゲストトークショーが開催されました。記憶にも新しい、映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』をはじめ、鋼錬シリーズを通してエドワード・エルリック役でおなじみの朴璐美さんに声優とは?演じることとは何か?ということを熱く語って頂きました。司会は学校長と声優学科2年生、梶田 裕乃さんが務めました。

あなた達は今、素晴らしい職業を選択しようとしているんだよね。

「私は8年くらい『鋼の錬金術師』に係わらせていただいているのですが、今回の映画で初めて映画を制作中のボンズさんに陣中見舞いに行かせていただいたんですね。そこでアニメーションの制作過程を見学させていただいたのですが、改めて制作現場を生で見たときに、感動で涙しかでてこなかったんです。アニメーションの特に映画の制作は本当に大変で、たった2秒のために何十人もの人が何週間もかけて制作するんだそうです。何十人もの人がエドを描いていて私はその中で声を担当している訳なんだけれども、すごいコラボレーションだよね。自分ひとりだけじゃ絶対に出来ない。こうした、いろんな人たちの集合体でアニメーションは作られているんです。だからあなた達は今、素晴らしい職業を選択しようとしているんだよね。」

 まっすぐに自分の思いをぶつけるのが男子!

多くの男性役を演じていらっしゃる朴さんに、男になりきるために大切なことは何か?と質問したところ、急に「私に向かって『バカ野郎!』と叫んでください!」とおっしゃった朴さん。

「今、私にみんなが本気で『バカ野郎!』って叫んだ時、高くて可愛い声で『ばかやろう〜』って叫んだ人は、あまりいなかったと思います。前のめりな気持ちって自然と音に出るんですね。私はまっすぐに思いをぶつけるのが男子だと思っています。なので、男の子っぽく演じる必要なんて全然ないんです。自分の中の男の子とは声を作ることでは無くて、まっすぐに思いを伝えられることだと思っています。」

尺の中に収まっていれば、なんとなくやれているようにみえてしまうところが声の仕事の怖さ。

声優だけではなく、舞台でも多く活躍していらっしゃる朴さんに、舞台の魅力についてお聞きしました。

「やっぱりLIVEですね。舞台はその場その場で起きること全てがお客さんや出演者、スタッフみんなと共有できます。アニメだとどうしても収録と放送とで時差が起こってしまうんです。声のお仕事の場合は相手の目を見て演技をすることも出来ない環境なんですね。声の仕事って尺の中に納まっていれば、なんとなくやれているようにみえてしまうこともある。これがこの仕事の怖さだと思います。だけどこんなに奥の深い仕事って他には無いとも思います。だからいろんな想像力や感覚、経験は必要なんです。声優って声だけでやるものじゃないんです。体全体で、心全体で表現する仕事なんです。だからこそ、上っ面で生きちゃダメ。ハートで生きないと!それが声優または役者、表現者になることなんだと私は思います。

最後に、参加者全員と記念撮影をし、この日のゲストトークショーは終了しました。集合写真はポストカードにして参加者全員にプレゼントします。楽しみにしていてくださいね!朴璐美さん、お忙しい中、ありがとうございました。

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