先生のひとり言
留学生インタビュー 日本の雨
ウォングワイサムさん アニメーターコース1年(マレーシア出身)
アニメイトポストカードの6月コンペに応募して、優秀賞に選ばれたウォングさんに今回の応募作品についてお聞きしました。 6月コンペのページ http://tokyo-anime.jp/blog2/?p=767
Q1.今回の作品のねらいは?
日本の6月は梅雨のシーズンなので、それをイメージして雨の日のイラストを描きました。草の上にいるのは、おとなしい弱弱しい感じの白い子供の竜です。今年の干支は辰ですから。森の中の女の子の印象が最初に浮かんだのですが、それだけではつまらないので、竜に女の子が傘を差しかけている光景に仕上げました。
Q2.参考にした資料や準備したことは
マレーシアでは日本ほど傘の種類が豊富ではありません。日本は傘のデザインがカラフルです。ちょうど今回の作品に合うような傘を持っていた友達がいたので、その傘を参考にしました。それから、雨の日に草や木が生えている所に行って、日本の雨の日はどんな感じになるのか観察しました。
(マレーシア:クアラルンプールでも雨は降りますが、熱帯地方なのでスコールです。激しい雨ですぐ止むので傘を差して歩く人は少ないそうです。)
Q3.制作過程や所要時間
主にパソコンとペンタブレットを使って描いています。だいたい4時間位で仕上がりました。主役の女の子と竜を引き立てるために、バックは目立たない感じにしたかったので、白基調にしました。それで、雨が降っている感じと白い背景をなじませる部分を工夫しました。
Q4.マレーシアのアニメや漫画について
私は、5年ほど前からニコニコ動画に投稿された作品を見ていました。最初は、日本語が分からなかったのでコメントがじゃまに見えましたが、分かってくるとコメントや絵文字がおもしろくなりました。マレーシアの日本に詳しい友人から、面白い動画がある教えてもらったのがきっかけではまりました。
日本ではあまり有名ではありませんが、deviantARTという世界最大のアートコミュニティーサイトに投稿していました。
留学生担当 哘崎