声優学科ブログ
7/13(日) 声優:伊瀬茉莉也さんゲストトークショーアフターレポート
7月13日(日)オープンキャンパスにて、「HUNTER×HUNTER」キルア=ゾルディック役、「ウマ娘 シンデレラグレイ」フジマサマーチ 役などで活躍していらっしゃる声優の伊瀬茉莉也さんをお招きしてトークショーが開催されました。
まずは、声優を目指す在校生に向けた特別授業を実施しました。
在校生から伊瀬さんに『キャラクターを演じるときに意識していること』や『自分自身をアピールする際の悩み』といった、さまざまなことを質問し、お答えいただきました。
そして午後からの高校生向けトークショーでも、さまざまな質問にお答えいただきましたので、その一部を掲載します。
Q:声優を目指す上で、高校生のうちにやっておいた方が良いことは何でしょうか。
伊瀬さん:声優はキャラクターの絵に声をあてることが仕事なのではなくて、キャラクターそのものを生きる、人間を演じるということがお仕事だと思っています。
人間を演じるということは、自分の経験から感情を引き出して、そのセリフをいかに真実として表現できるかが重要になります。
なので、高校生のみなさんには日常生活を存分に楽しむこと、学生生活を満喫して欲しいです。
例えば友達と喧嘩したとき、好きな人へのドキドキする気持ち、全ての感情がお芝居へと繋がります。
全部覚えて自分の引き出しにストックしておく、日常を存分に満喫することが最大のお芝居の勉強だと思います。
漫画家やアニメーターを目指す方も、自分の体験が作品を制作するときに活かされると思います。なので、自分の色んな体験を記憶しておいて欲しいですね。
Q:プロとして活躍し続けるためにはどういったことが必要でしょうか。
伊瀬さん:昨今、作品の数は増えてきているとはいえ、オーディションで受かるキャラクターは何百人と受けた内の一人です。一つ作品を掴み取るということだけでも大変な世界です。
デビューをしてそこがゴールというわけではなく、2年、3年、10年と続けていくには、一生お芝居の勉強をしていく必要がありますよね。
なので、ネガティブなメンタルだと、どうしてもくじけてしまうと思います。この作品に出てこういう想いやメッセージを伝えたいんだという強い信念を持っている人が続けていけると思います。
最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。
伊瀬さん:みなさんは、一人ひとりが無限の可能性を秘めています。自分自身を誰よりも自分が信じてあげて、夢を叶えるため前に進んでいって欲しいです。
そういう姿を見て、親御さんをはじめ周りの方々はきっと応援しくれると思います。みなさんと現場でお会いできることを楽しみにしています。
伊瀬茉莉也さん、お忙しい中ありがとうございました!