声優学科ブログ
5/25(日) 声優:福山潤さんゲストトークショーアフターレポート
5月25日(日)オープンキャンパスにて、「吸血鬼すぐ死ぬ」ドラルク 役、「キングダム」嬴政 役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の福山潤さんをお招きしてトークショーが開催されました。
まず、午前は声優を目指す在校生に向けた特別授業を開催しました。
学生からの質問にお答えいただき、福山さんが実際に行っていた練習方法や、演じる上での考え方など、とても貴重なお話を伺うことができました。
そしてこの日は、福山さんに直接アフレコのアドバイスをいただき、福山さんにも演じていただくという豪華な内容の授業も行いました!
アフレコ題材は本校の卒業制作アニメーションを使用。
プロならではの視点でさまざまなアドバイスをいただくことができ、参加した学生は学びが数多くあったことと思います。
そして高校生向けのトークショーでも、さまざまな質問にお答えいただきましたので、その一部を掲載します。
Q:プロの声優になるためには、どのようなことが必要でしょうか。
福山さん:ナレーションなどの原稿は、収録当日に初めて目を通す場合が多いので読む能力を高めること。
また、要求されたことに対応する能力を身につけておくこと。この2点が重要かと思います。
アニメーションの場合は、事前に台本をいただくことが多いです。ただ事前に台本を読み込んでおけば現場でのセッションがうまくいく……というわけではありません。その場での対応能力を、新人からある程度のキャリアを積むまでにしっかりと身につけておくことが必要だと思います。
例えば、“悲しそうに笑って”というディレクションに対して、台本や映像からの情報を自分の中で考え、体現できるかどうかがプロとして必要な能力になります。
Q:体力や身体づくりも重要になりますか。
福山さん:声優の仕事って動きの少ないイメージがあるかもしれませんが、かなり体力を使う仕事です。
全身じゃなくて身体の一部分をすごく使います。身体を操っていくのであれば、自ずと筋肉も必要になってくるので運動やトレーニングも重要ですよね。
また運動とは逆に、本を読むことも大切だと思います。脳も身体の一部なので、本を読んで言葉を知ることも肉体のトレーニングのひとつだと思います。
Q:今、ご自身が高校生に戻れたらどんなことをしますか。
福山さん:このまま戻れたら最高ですよね!今は声のお仕事をさせていただいているので、明日の喉のことを気にせずカラオケとかに行って遊びたいですね。
高校生のみなさんは、勉強の合間に思いっきり遊ぶこともできると思います。その遊びもエンターテインメントの世界に生きるのであれば本当に重要な経験になります。
今、みなさんが送っている学校生活は、演技をする上でのヒントがいっぱいあるので僕からすれば宝の山なんです。
そして、トークショーに続きスペシャルイベントとして、福山さんとアニカレ在校生による生アフレコを行いました!
午前の特別授業と同じく卒業制作アニメーションを使用し、福山さんには主人公のキャラクターを演じていただきました。
プロの演技の迫力を直に感じることができ、みなさん感激していましたね!
共演させていただいた学生も、とても貴重な経験をすることができました。
最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。
福山さん:エンターテインメントの世界は声優だけではなく、スタッフの方々と協力して1つの作品をつくっていくので、コミュニケーションが大切になります。
ですので、夢を大切にするためにも今からさまざまな人と関わって、自分の想いを言葉にできるように成長して欲しいと思います。
ぜひ、現場でお会いできるのを楽しみにしております。本日はありがとうございました。
福山潤さん、お忙しい中ありがとうございました!