声優学科ブログ
声優:鈴木崚汰さん 橙美祭スペシャルトークショーアフターレポート
10月27日(日)橙美祭にて、「勇気爆発バーンブレイバーン」イサミ・アオ 役や「ウィッチウォッチ」乙木 守仁 役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の鈴木崚汰さんをお招きしてトークショーが開催されました。
この日のMCは、声優系コースのアナウンス実習の授業で講師を担当していただいている室川先生。学生アシスタントMCとして、声優学科の肥田野さんが担当しました!
トークショーでは、鈴木さんへの質問や、在校生からのお悩み相談コーナー、スペシャル企画コーナーなど盛りだくさんの内容となりましたので、その一部を掲載いたします。
まずは、鈴木さんご自身についての質問にお答えいただきました。
Q:学生時代、プロの声優になる為に研究したことなどはありましたか?
鈴木さん:高校生の頃に所属していた放送委員会でやっていたことと、お芝居では違いがあるため、悩んだことはありますね。
放送だと聞き手に意味が伝わるように読むという印象ですが、お芝居だとそこに感情が伝わるようにしないといけないので、考えることが多いと感じました。
自分のやってきたことをどう演技に活かすのかを、その時なりにしっかりと考えていく必要はあると思います。
Q:声優を目指す上でやっておいた方が良いことは何でしょうか?
鈴木さん:お芝居は自分の経験が反映されていくと思うので、今からさまざまことにチャレンジすることが大事だと思います。
また、この業界で戦っていくには他の人との差別化も必要だと思います。
僕は基礎がとにかく出来ている新人って意外と少ないと感じているんですよね。ベースがしっかりしていると、現場に出てからもまた呼ぼうって思って貰えると思います。
続いて、アニカレ在校生からの質問や、お悩み相談にお答えいただくコーナー!
日々のルーティーンはありますか?モチベーションを保つための秘訣は何でしょうか?鈴木さんはどんな筋トレを行っていますか?など、さまざまな質問にお答えいただきました。
また、学生アシスタントMCの肥田野さんの質問にもお答えいただきました。
Q:先日、外画ドラマの吹き替えの収録に参加させていただいたのですが、マイクとの距離が普段の環境と違って戸惑ってしまいました。鈴木さんは普段はどれくらいの距離で収録をされていますか。
鈴木さん:学生なのに収録に参加したの?すごいですね!
まず、マイクと近い距離で話すとマイクに声が入り易くはなると思います。マイクから離れていると空間が生まれて響き方が変わるので、その響きが欲しいと言われる場合もあります。
僕もいつもよりマイクから離れて欲しいという指示があって、かなり距離がある状態で収録をしたことがあります。なので作品によってマイクとの距離が変わることもあるんですね。
普段人と話している時って、話しかけ方によって距離が変わるじゃないですか。
その感じをマイク前で表現できるようになると良いですよね。マイクから離れていても声の圧が変わらないようにできるとなお良いと思います。
収録した声を自分で聞いてみて、また収録して、という感じで自分の声の研究してみてください。
直接、鈴木さんに技術のことを教えていただき、とても貴重な経験になりましたね!
そして次のスペシャル企画コーナーでは、学生の考えたセリフを鈴木さんに演じていただくという豪華な企画を実施しました!!
リーダーとして部下を率いるセリフ、俺様系な魔王のセリフを演じていただきました。
更に、声優学科の学生と掛け合いのセリフを演じていただきました。
友達同士の日常会話のセリフ、スパイの先輩後輩といったセリフを学生と一緒に演じていただきました。
MC:学生の考えたセリフや、掛け合いで学生と演じていただき、いかがでしたでしょうか?
鈴木さん:リーダーや魔王といった役は普段あまり演じないのでとても新鮮でしたし、掛け合いでしか生まれない空気感もあり、一緒に演じた学生さんからも友達っぽさや後輩っぽさがすごく感じられてとても楽しかったです!
そして最後に、これから夢に向かう学生へエールを送っていただきました。
鈴木さん:この業界は、売れ続けるためにずっと努力をし続ける必要があるお仕事です。
アニメーターや漫画家なども、一つの作品に掛ける時間や労力はとてつもないものがあると思います。
ですが、目標に向かって努力し、自分の夢が叶うときの感動は何ものにも代え難いと思っています。
ぜひ、一緒にお仕事ができるように頑張っていただきたいです。本日はありがとうございました!
さまざまな企画で、大盛り上がりのスペシャルトークショーとなりました!
鈴木崚汰さん、お忙しい中ありがとうございました!!