声優学科ブログ
5/12(日) 声優:福山潤さんゲストトークショーアフターレポート
5月12日(日)オープンキャンパスにて、「吸血鬼すぐ死ぬ2」ドラルク 役、「キングダム」嬴政 役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の福山潤さんをお招きしてトークショーが開催されました。
まず、午前は声優を目指す在校生に向けた特別授業を開催いたしました。
福山さんが実際に行っていた練習方法や、演じる上での考え方など、とても貴重なお話を伺うことができました。
また、学生から福山さんに直接質問をさせていただいたりと、盛りだくさんな内容でした!
そして高校生向けのトークショーでも、さまざまな質問にお答えいただきましたので、その一部を掲載します。
Q:役作りで普段から意識されていることはありますか?
福山さん:僕は声優を目指そうと思った時に、普段の生活であえて独り言を多くしていました。
なぜかと言うと、声優のお仕事は言葉で表現できないといけません。
声だけでその時の表情や感情を表現するっていうのは、普段から言葉で発していないといきなりできるものではないと思います。
まずは、自分自身の気持ちの動きをどう言葉にしていくのかを考えていくと良いと思います。
Q:緊張をしたときは、どのように対処されていますか?
福山さん:緊張は失敗に繋がる、悪いものだって思い込んでしまうので怖くなるんだと思います。
緊張をした上で成功したと思える経験を積んでいけば、緊張も味方になっていきますよ。
最初はうまくいかないことの連続で辛い思いをすることがあるかもしれない。ですが、それを乗り越えられたら自分自身の実績になるんです。
やろうとしていることに対して真剣であるからこそ、緊張をしているはずなんです。それってとても誠実なことだと思うんですよね。
僕自身もすごく緊張をする場面はたくさんあります。でも緊張を感じている時って、自分は本気になれているんだと思うことができて前向きになり、うまくいくようになりますよ。
最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。
福山さん:アニメーションを作る上で声優の仕事は、ひとつのセクションです。
そこにいたるまでに、脚本を作る方がいて、絵で表現をする方がいて、直接コミュニケーションをとってはいませんが、連続した作業でひとつの作品を作っているんです。
なので、多くの方々と関わっていく人間社会でもあるということも覚えておいて欲しいと思います。
また、国語の勉強はとても重要です。
みなさんが今、学校で学んでいる授業はとても大事だということが、僕はデビューしてから分かりました。
僕は元々漢字が好きだったので大丈夫でしたが、漢字が苦手だと台本をチェックするのに3倍の時間はかかると思います。
その他の科目であっても、知識として理解しておくことは重要です。どんな役が来るか分からないので。
ですので、高校生の方は今やっている授業をちゃんと真面目に取り組んで、しっかりと理解しておく。これが一番の近道だと思います。
福山潤さん、お忙しい中ありがとうございました!