声優学科ブログ
1/28(日) 声優:村瀬歩さんゲストトークショー アフターレポート
1月28日(日)オープンキャンパスにて、「ハイキュー!!」シリーズ 日向翔陽 役、「魔入りました! 入間くん」鈴木入間 役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の村瀬歩さんをお招きしてトークショーが開催されました。
オープンキャンパスに参加された高校生とアニカレ在校生に向けて、村瀬さんから業界についてのお話や、これから声優を目指す方々に向けたアドバイスをいただきましたので、その一部を掲載します。
Q:役作りの際に意識していることはありますか。
村瀬さん:僕が役作りに関して思っていることは、自分一人で考えたお芝居に固執するのではなく、スタッフさんの意見があれば自分の考えていたことは崩せるようにしています。
ただ、全部崩して違うものにするのではなく、もともと自分が考えていたお芝居の一部を変えていく感じです。
他の人の意見をフラットに聞いてフレキシブルに対応するんだけど、自分のお芝居の根幹は崩さないようにみんなで作っていくことを意識しています。
台本や原作を読むときも、その場面に登場しているキャラクターだけではなく、その周りでは何が起こっているのかを考える見方をしなければいけないと思っています。
なので、声優は国語の勉強って大事なんですよ。上手い声優さんはみんな読解力がすごく高いと思います。
トークショーでは、村瀬さんが声優を目指した経緯や、学生時代のお話をしていただきました。
その他に、在校生からの質問にもお答えいただきました。
学生:僕は男性としては地声が高い方なのですが、その声をちゃんと武器として扱うにはどうしたら良いでしょうか。
村瀬さん:声が高いっていうのは特徴であって武器ではないんですよね。なので声質以外で自分の強みを見つける必要があります。
例えばカメレオン的に何でも演じられるのか、一つ自分の喋りを確立させていくのか。
お芝居をやり始めたときって、思うようにお芝居ができなくてみんな悩むはずです。その中で自分の魅力や武器を確立するために努力して、自信を持ってやり続けることが大切だと思います。
僕も色んな後輩と切磋琢磨して、刺激を貰いたいと思っています。
最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。
村瀬さん:高校生ということで、学校でやっている勉強を大事にしてください。
まずは国語や数学で読解能力や思考力をしっかり鍛えておけば、後になって自分を救えますよ。
声優の道を志すのであれば、同じ現場でまた会えたら嬉しいなって思います。
村瀬歩さん、お忙しい中ありがとうございました!