5月13日（土）オープンキャンパスにて、「NARUTO -疾風伝」奈良シカマル 役、「メジャー」茂野吾郎 役などで幅広く活躍していらっしゃる声優の森久保祥太郎さんをお招きしてトークショーが開催されました。

森久保さんとは、TV番組「おはスタ」内で放送されている「ナゾトキングダム」を始め、様々な番組で本校の在校生、卒業生が共演をさせていただいています！

まず、午前は在校生のみの特別授業を開催。

学生から森久保さんに直接質問をさせていただいたり、様々なアドバイスをいただきました。

共演をさせていただいた、在校生、卒業生がご挨拶！

森久保さんも「あの時のきみか～！」とお話をしてくださいました。とても良い経験になりましたね♪

そして本校の放送実習で講師を担当されている、番組ディレクターの楢戸先生は長年、森久保さんとご一緒にラジオでお仕事をされており、現在もbayfm「森久保祥太郎の今週わず」にてディレクターを担当されています。

bayfm「森久保祥太郎の今週わず」

毎週金曜/21:00～22:57 放送中！

そんな深い関係のある楢戸先生も特別授業にご参加いただき、森久保さんと番組についてのエピソードもお話いただきました！

特別授業終了後の１枚♪

そして高校生向けのトークショーでも、さまざまな質問にお答えいただきましたので、その一部を掲載します。

Q：役者の道を目指すと決めた時、ご家族の反対などはありましたか？

森久保さん：反対をされたということはなかったですね。
僕はとにかく役者になる為に必死になって活動をしていたし、常にどうすれば役者になれるのかを考えていました。
そういった姿が、親への説得に繋がったのかなと思います。

まず、親だったら必ず心配はします。頑張ってと応援をしてくれる親御さんもいるでしょうが、必ず心配はしていると思います。
芸術の世界を目指すのであれば、一番最初のファンになって貰うのは自分の身近な人であるべきだと僕は思っています。
どうやったらファンになって貰うのかは、どれだけ自分の夢に向かって真剣に取り組んでいるのかを行動で表す必要があります。
その姿を輝いて見せることができたら、心配はあるだろうけど応援したくなる気持ちに繋がると思いますよ。

Q：高校生のうちにやっておいた方が良いことはありますか。

森久保さん：高校生のみなさんですと、もっと自分のことを分析した方が良い年齢だと思います。
自分は何が好きか、何が嫌いか、何が得意か、何が苦手か、そういうことから分析をします。

そして、10年後はこういう自分でありたい、その為には5年後こういう自分になる必要がある、その為には3年後に何が必要か、そのためには今何をするべきかっていう分析をしてみてください。
とにかく自分の本当の気持ちに向き合う、そうすると夢に向かっていく時の強さにもなります。

Q：プロの声優になるためにどういったスキルが必要になるでしょうか。

森久保さん：歌やダンスなど、色々なスキルがあることはチャンスも広がるし持っておいて損はないと思います。
ただ声優の基本は、お芝居がちゃんとできるかです。かっこいい声とか、かわいい声である必要はない。
声は全員違うし、全員いい声です。
なので、自分は特徴的な声じゃないなとか、色んな声が出せないしな、とかは関係ないです。まずはお芝居です。
その次に人間性かな。例えば、アフレコって総合芸術だと僕は思っています。
色んな人が制作に関わった上で初めて声優が声を入れられる。またこの人と一緒に仕事がしたいなって魅力を出せるかどうかも大切です。

最後に、これから夢に向かっていくみなさんにメッセージをいただきました。

森久保さん：みなさんはこれから何にでもなれる年齢だと思います。
何になりたいのかを思い描いた先にその扉が待っていると思います。なのでワクワクしながら進んで欲しいです。
アニメを作っている人も、声優も、世界に誇れる日本のカルチャーを担っているという自負の元に仕事をしています。
この業界を目指すのであれば、これから先の文化、カルチャーを発展させていく人たちとして頑張って欲しいと思います。
その時はまた、現場でお会いできるのを楽しみにしています。

森久保祥太郎さん、お忙しい中ありがとうございました！