アニカレ・ダイアリー
「雨のむこうに」レイアウト
「雨の向こうに」制作記。レイアウト作業が完了しました。
レイアウトとは場面ごとの構図を考える作業です。アニメーションでは一つの場面を「カット」と呼び、カット単位で作業を振り分けています。この「雨のむこうに」では全部で約100のカットが存在します。つまり100個以上の場面が繋がって一本の作品が出来上がるというわけです。レイアウトの作業では、画面の中に人物がどれくらいの大きさで見えるのか、どのような演技をするのか、キャラクター以外の部分には何が見えるのかを考えながら構図を描きます。どんなにキャラクターや背景が上手く描かれていても、元の構図の収まりが悪いと画面がどうにも締まりません。いかに良いレイアウトを描くか。これも大事な要素です。