先生のひとり言
留学生インタビュー
アイドル育成プロジェクトの一員に選ばれた、声優学科2年エリシンさん(アメリカ出身)にお聞きしました。
1、アイドル育成プロジェクトの一員に選ばれた感想は?
ちょうど歌うことが楽しいと思い始めていた時期で、有名な作曲家の方の前で歌えるのはチャンスだと思って挑戦しました。
実はアメリカでは人前で歌うどころか、話すことも苦手だったんです。アメリカのカラオケは日本のものとは違います。カラオケ設備がレストランなどに備えられていて、お客さんが選曲して歌うという感じで、人前で歌うことになります。日本のようにボックスになっていることはありません。それで、歌うことは苦手だったので、人前で歌うことはありませんでした。
入学して歌のレッスンが始まると、日本人の学生は最初から堂々と歌えていてびっくりしました。私は先生の前で声が震えたのを覚えています。それでもレッスンを続けていると、段々と声が出てきて、歌うことが楽しくなってきました。そのような時期に今回の選考会が開催されました。
そして、メンバーに選んでいただいて、素敵な楽曲もいただいたので、このプロジェクトに係わっている皆様の期待に応えられるように頑張りたいです。
2、入学して声優の勉強で苦心したところは?
普段、日本語を話す時はなるべく外国人訛りが出ないように、イントネーションやアクセントに気を付けています。ところが演技をする時は、自分の感情や個性を出そうとすると、自然な日本語の発声が難しくなります。多少棒読みになってもセリフを日本語として自然に発音するのか、個性や感情を中心にして演技するのかまだ試行錯誤しています。
3、入学してから向上したところは?
アメリカ時代は、人前で話すことが苦手でした。緊張して声が震えて早く自分の番が終わってほしかったものです。ところが、今は人前でも良い緊張感を持って話せます。また、歌を歌っている時には、前で聞いている人の表情が良いと嬉しくなります。人前に立つことが楽しくなってきました。
留学生担当 哘崎