株式会社ボンズ 代表取締役 / プロデューサー南雅彦さん特別授業 - アニカレ広場

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来校ゲスト帖

株式会社ボンズ 代表取締役 / プロデューサー南雅彦さん特別授業

2021年06月22日

 

6月16日株式会社ボンズ 代表取締役 / プロデューサーの南雅彦さんによる特別授業が行われました。

株式会社ボンズといえば『COWBOY BEBOP 天国の扉』『鋼の錬金術師』『交響詩篇エウレカセブン』『ストレンヂア 無皇刃譚』『血界戦線』など数多くの名作を生み出し続け、近年でも『僕のヒーローアカデミア』『キャロル&チューズデイ』『SK∞ エスケーエイト』『ジョゼと虎と魚たち』など名作を作り続けている、アニメーション制作会社です。

 

アニメーション業界やプロデューサーの仕事内容についてお話し頂き、学生からの質問にもお答え頂きました。

今回はお答え頂いた質問の一部を掲載します。

 

 

Q:企画をしてからアニメーションの制作に入るまでどれくらいの期間が必要になりますか。

A:大体、一年以上は必要になります。漫画原作の作品だと、元々キャラクターや背景の設定がありますが、小説原作になると大変です。一からキャラクターや住んでいる街並みの設定などを考えて、物語も決められた時間内に落とし込めるよう話を膨らませたりして、そうやっていくとシナリオだけで一年以上かかる場合もあります。

こうやって話すと大変そうだなと感じるかもしれませんが、この作業が一番楽しいですね。

 

Q:プロデューサーとして大切なことは何ですか。

A:プロデューサーとして大切なことについては、想像することです。

原作をアニメーションにしますとなった時に、最終的にどんなフィルムに仕上げようかという想像力が一番大事です。

どんなものを作ろうという想像力がないとスタッフ自体を集められないですし、この人に頼めばどういうフィルムになるか、ということを考える必要もあります。

 

Q:この人は伸びるなと思う人はどんな人ですか。

A:基本的には、絵が好きで映像が好きな人は伸びます。例えば実写の映画を見る時も上手い人は絵に変換して見ることができます。原画ポジションだったりを考えながら見るような目を持ってますね。

また絵は描けば描くほど上手くなります。絵が上手くならない人は描いてないと思うので、もっと多く描くようにすれば伸びていきます。

 

Q:どういう人と仕事がしたいですか。

A:貪欲な人です。求めたり吸収することに貪欲になって欲しいです。このシーンは何で綺麗なんだろう、感動するんだろう、こういう作品を作る為にはどうすればいいんだろうっていうのを知るようにして下さい。

 

 

直接業界について学ぶことができ、とても貴重な経験をさせていただきました!

南さんお忙しい中、ありがとうございました。

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