先生のひとり言
留学生インタビュー アニメイトポストカードコンペ7月優秀賞選出
楊 舒睎(ヨウ スシ)さん アニメプロデュースコース1年(台湾出身)
アニメイトポストカードの7月コンペに応募して、優秀賞に選ばれた揚さんに今回の応募作品についてお聞きしました。 7月コンペのページ http://tokyo-anime.jp/blog2/?p=799
Q1.今回の作品のねらいは?
7月の季節感が課題なので、元気な子供たちが夏休みで遊んでいる姿を描こうと決めました。他の人が描いた「子供が遊んでいる絵」を見た時に、暖かい感じがして自分もいつか描いてみたいと思ったのです。また、7月のテーマで他の人と違う素材を登場させようと「うなぎ」を選びました。
女の子がぬるぬるする、うなぎをすくい上げようとしたところ、手からすり抜けたうなぎが怒って周りに水を振りまいているという、ユーモラスな感じに仕上げました。
Q2.参考にした資料や準備したことは
台湾では日本ほどうなぎは有名では無くて、7月に食べるということもありません。日本に来てうな丼を食べて、はじめて美味しさを知りました。今回の作品に登場させるために、うなぎがどんな姿や色をいているのかインターネットで調べてみました。
細かい部分ですが、女の子のサンダルに付いている飾りを夏の花にしたかったので、あさがおを選びました。これもネットで調べてみました。
Q3.制作過程や所要時間
制作はペンタブレットとPCを使っています。子供たちは別々に書き込んで最後に合成しました。一週間程度で少しずつ仕上げてゆきました。PCで制作していますから、後からの修正は簡単です。
実は、最初はバックに建物も入れていました。人物やうなぎが引き立つように、建物の感じを工夫してみましたが、結局、バックが無い方がすっきりするので省略しました。作品に表れなかった部分での工夫がありました。
Q4.台湾のアニメや漫画について
台湾のアニメーションでは「魔法阿媽」(1998年台北映画祭の「年度最優秀台湾映画賞」を受賞)が印象に残っていますが、子供の頃から父の影響でジブリ作品を多く見てきました。台湾での日本のアニメーションや漫画が人気です。台湾の作品を見ることよりも日本の作品を見ることの方が多かったです。
留学生担当 哘崎