アニメーション学科ブログ
ササユリ動画研修所 舘野仁美さん 特別授業を実施しました!

11月12日(水) ササユリ動画研修所 代表兼アニメーターの舘野仁美さんをお招きして、特別授業を実施しました。
舘野仁美さんは『となりのトトロ』から『思い出のマーニー』まで、数々のスタジオジブリ作品にて動画や動画検査を担当された他、NHK連続テレビ小説『なつぞら』にてアニメーション監修を担当。
今夏にNHK総合にて放送された『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』ではアニメーションプロデューサーを担当されています。
新人アニメーターの養成機関であるササユリ動画研修所の代表として、毎年アニカレにて特別授業もご担当いただいています。
そんな、多くの経歴を持つ舘野さんから、アニメーターとして活動していくまでの経緯や
スタジオジブリ時代のお話、連続テレビ小説のアニメーション監修をされた際のエピソード等、
普段聞くことのできない貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。
また、日常的な動きの描き方、特に「歩き」の動画の描き方のコツなど、技術面のアドバイスもしていただきました。

後半は在校生からの悩み相談や質問コーナー。
一つ一つ丁寧に答えていただきました。
学生 隣の席で描いている友人の動画を見て、自身もこれと同じように描かなければ、と焦ってしまうことがあります。
舘野さん 隣の人の技術を見て、悔しいと思う事はお互いにとても刺激になって良い事だと思います。ただ、焦ることはないです。
自分の努力の仕方のペースがあると思いますし、すぐには見つけられないかもしれないけど、いずれ自分の良さが出てくるので、できることから進めていくと良いと思います。
学生 「動きをある程度描けるようになること」「綺麗な動画線を引くこと」「速さを意識すること」優先順位を付けるとしたら、どのような並びになるのでしょうか?
舘野さん 私はその3つに「形を正しくとること」というものも加えてほしいと思います。
そして、どれも大切ですので、優先順位というのはつけず、全てをしっかりと身につけていく意識で頑張っていってください。

講義終了後も、熱心な学生の個別質問に最後までご対応いただきました。
とても貴重で有意義な時間になったことと思います。
舘野仁美さん、お忙しい中ありがとうございました!

