先生のひとり言
新年度のある一幕
気が付けば4月も下旬。
桜も葉桜もしくは新緑に変わりつつある、
春から夏への狭間という様子ですね。
さて、そんな学校で中々不思議な光景だなぁということがあったのでこちらに共有します。
学生たちは基本的に各自のノートパソコンを使用してデジタル系の授業を受けているのですが、
その際、とあるソフトの更新に伴い、
「プラグイン(追加データ)のデータ格納場所はここ(モニターの表示箇所)だから、
参考に各自モニターの写真を撮って後でやっておくように~!」
という話をしたところ、
モニターの写真を撮る学生というデジタルなんだかアナログなんだかな授業風景が出来ました。
モニターの画面共有をしてスクリーンショットをしてもらえばよかったなぁという、
私もまだまだ脳みそがアナログな一幕でした。
話が変わりまして、
アニメーション作りではカット袋という、
絵や設定・タイムシートという素材などをまとめる紙の収納袋があるのですが、
こちらもデジタル化に伴いデジタルデータに移行するところもあれば、
まだまだアナログのカット袋は存在するなど、
アニメーション業界もデジタルとアナログの狭間にあります。
以前開催いただいた手塚プロダクション瀬谷様の特別授業でも、
今後学生の皆さんはデジタルとアナログの変換期に業界に入り、
どちらにも対応する必要があるとお話しをいただきました。
狭間だからこそ、改めて学生のうちからデジタルもアナログも勉強し、
なにがあっても動じない強い心と知識を在学中に養ってもらえればと思いますね。
……と、なんかいい感じにまとまったので、そんな今日のひとりごとでした。
教務・笠貫
以下手塚プロダクション瀬谷様の特別授業の記事