卒業制作進行中 留学生インタビュー - アニカレ広場

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先生のひとり言

卒業制作進行中 留学生インタビュー

2013年05月30日

楊 舒睎(ヨウスシ)さん  総合学科アニメプロデュースコース2年 (台湾出身)

平成25年度の卒業制作プロジェクトが始動し、全部で四作品の制作が進行しています。今回は、「NATURAL+」の企画・監督を担当している楊さんにお話しをうかがいました。

Q1.今回の作品のあらすじと狙いは?
自然保護や環境問題に興味があり、酸素と二酸化炭素のバランスが大事だなと思っていた時に、たまたま新聞で、山火事の記事を読みました。山の中でバーベキューをして、ゴミやタバコの吸殻の後始末をしなかったので火事になってしまったという報道です。
そこで、酸素と二酸化炭素を擬人化して、山火事を題材にしたストーリーを思いつきました。バランスのとれた酸素と二酸化炭素の関係は穏やかで楽しげですが、一旦、火事が起こると、酸素が消え二酸化炭素が増えて、自然のバランスが崩れることで恐ろしいことになるという展開です。そして、最後に光合成による酸素の再生と再会も盛り込みました。

二酸化炭素変身後
二酸化炭素変身後

Q4.アニメーション化への工夫点
監督として、全体の雰囲気や作品のメッセージが見る人に伝わるかどうかという点に、責任を持って制作しています。制作グループの皆さんが作る作画がそれにふさわしいかどうかを、その都度判断していきます。自分のイメージと違う部分には、修正の指示を出して書き改めてもらいます。また、グループの留学生でCGが得意な者がいるので、空や森をCGで制作している部分があります。2Dと3Dでは質感が違いますから。それを不自然に見えないように合成しています。

Q5.現在の進行状況
今は、学園祭での公開に向けてまず一分程度のPVの制作に取り組んでいます。原画・動画は完成してコンピュータに取り込んで仕上げの工程にかかっています。それが済んだら、本編の制作に入ります。完成すると4分ほどの作品になります。

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