8月2日(日)のゲストDAYに、声優・女優として活躍中の名塚佳織さんをお招きしました。名塚さんは『07-GHOST』(シスター・リーベル役)、『鋼の錬金術師FA』(マリア・ロス役)、『コードギアス 反逆のルルーシュ』(ナナリー役)など、数々の話題作に出演されています。
■『07-GHOST』『鋼』の現場について
現在放映中の人気アニメ『07-GHOST』、『鋼の錬金術師FA』(以下、『鋼』)に出演されている名塚さん。『07-GHOST』では見る人を癒してくれる「萌えキャラ」、シスター・リーベルを、一方の『鋼』ではしっかり者の大人な女性、マリア・ロスを演じています。それぞれの現場で名塚さんが気をつけていることとは?
「『鋼』の現場は、役者陣の年齢幅が広くて楽しいですよ。同時に、人気作品の2作目とあってやはり緊張もします。私流の緊張のほぐし方は、相手の目を見て話すこと。自分の殻に閉じこもっていると緊張したまま時間が過ぎてしまいますからね。目を見て話すことで、その人とのコミュニケーションに早く慣れることができるんです」
「『07-GHOST』では、私を含め3人のシスターが登場します。シスター役はみんな声質が似ているので、どうやって個々の特徴を出すか3人で話し合いながらキャラクターを作り上げました。川澄綾子さん演じるシスター・アテナはリーダー役、能登麻美子さん演じるシスター・ロザリーは天然キャラ、そして私は2人の間に入るなだめ役、という感じです。キャラクターの立ち位置を区別し、全員が萌えキャラになれるようがんばっていますね(笑)」
■台詞を喋らずに伝える?
「外に出てさまざまな体験をするのが好き」と話す名塚さん。その行動力は役作りにも生かされていました。過去に『まかせてイルか!』(大地丙太郎監督作品)で名塚さんが演じたのは、手話で会話をする耳の不自由な女の子、"碧(あお)"。監督から「(碧は)喋れないんですが、喋ってください」と言われ、最初は意味が分からなかったそう。その意味を知るため、名塚さんは耳の聞こえない人たちが通う手芸教室へ。手話によるコミュニケーションとはどういうものなのか、体験するところから役作りを始めたそうです。
「実際にお会いしたら、皆さん話しかけてくれるんですよ。手話の分からない私に伝えようとして、声にならない音が出るんですね。監督の言っていたことはこれか!と思って、現場では碧ちゃんの台詞を言葉にならない『音』で表現しました。アニメ、舞台にかかわらず、役を理解するために実際の状況を体験しに行くことは多いです」
頭で考えるだけでなく、実際に体験することでその役への理解を深めていく。私たちが違和感なく作品を楽しめるのも、こうした声優の方々の深い理解があってこそ。貴重なお話に会場の中高生たちも聞き入っていました。

最後に名塚さんと参加者の皆さんで集合写真を撮影してトークショーは終了しました。集合写真はハガキにして参加者全員にプレゼントします。名塚さん、貴重なお時間ありがとうございました!

